木工連の女性部会が発足しました

木工業界の未来のために、女性たちの新しい試みが始まりました。
地域の木工業界における女性による新たな連携の試みとして、高知 木工連組合員の女性経営者や社員が主体となって「女性部会」が設立されました。

従来の同業者間の競争という枠を超え、「共同創造と相互扶助」を目指すこのコミュニティは、個々の事業の成長だけでなく、業界全体の未来を形作るための第一歩を踏み出しました。今回は、この注目の女性部会が目指すもの、そして具体的な活動内容をご紹介します。

設立の目的:「言いやすい場所」と「対等なパートナー作り」

現在、9名の女性経営者や社員で活動中です。
設立の一番の目的は、お互いが対等なパートナーとして製品を共同開発する提案がしやすい「言いやすい場所」を作ること。

部会を立ち上げた女性たちは、「こんな製品を共同で作りませんか?」と気軽に声を掛け合える関係が理想だと考えています。こうした共創の提案は、女性同士の方がより気軽にできるのではないかという発想から、声を掛け合い賛同する仲間がひとりひとりと集まりました。
互いの強みを活かし、助け合えるプラットフォームとなることが、この部会の根幹をなしています。


具体的な活動計画:技術から効率化、新商品まで

「女性部会」では、すでにメンバーから非常に多岐にわたる活動アイデアが出されており、計画が進められています。

主な活動は以下の通りです:

工場見学/ 他社の作業場や、例えば木毛(もくめん)を作る専門の工場(戸田商行など)のような、普段見ることのできない現場を訪ねます。これにより、互いの技術や工夫を学び合います。
新商品のブレインストーミング/自社だけの視点に偏らず、多様な意見を取り入れながら、新しい製品のアイデアを出し合う会を開く予定です。
情報交換会/ 展示会などで得た新しい技術や魅力的な商品についての情報を共有し、業界全体の知識レベルを高めることを目指します。
効率化のための勉強会/AI活用などもテーマとし、便利なツールやノウハウを共有することで、皆で仕事の時短につなげていきたいと考えています。

女性部会ロゴマーク。「木」の文字に女性をピクトグラムで表現、柔らかなフォルムのデザインです。


目指すのは「長続きする、柔軟で自発的な会」

多角的な活動を計画している一方で、部会のメンバーが共通して抱いている想いは、「あまり堅苦しくなく、長続きする活動にしたい」ということです。

この会は、毎月集まるような義務的なものではなく、何か面白いテーマが見つかった時に「じゃあ集まろうか」と自然に声を掛け合えるような、柔軟で自発的なコミュニティでありたいという思いがあります。

そして、この共創を目指すコミュニティが成り立つ土台となっているのは、彼女たちが扱う「木という素材と、それを育む山への深い敬意」という共通の哲学です。この共有された哲学こそが、彼女たちの連携の真髄と言えるでしょう。

女性たちが地域の木工業界につなぐ新たな試みは、今後の業界のあり方を大きく変える可能性を秘めています。今後の活動にぜひ注目して頂きたいと思います。

女性部会メンバー
株式会社イータスインザルーム/江西 由紀
有限会社戸田商行/戸田 実知子
(株)土佐龍/五十嵐 あゆみ
土佐草木花/辻 ゆか
Olika/濵﨑 彩智
オフィスもこん/野中 朋子
SOMATAKA/嶋﨑 絵里
COMMON MFG/酒井 美喜子
小高坂更生センター/友村 正子

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